【SW】ジェダイ「私を…弟子に、してください…」【オリキャラ】
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16:名無しNIPPER[saga]
2019/06/09(日) 13:47:19.85 ID:B33tz3oz0

 バスタは興奮を抑えきれないといった様子で顔を近づけ、言う。


バスタ「姫の身柄か……それが無理ならば居場所だけでも、帝国に渡すことができれば……」

アジアス『馬鹿ナ!ソレハ裏切リダゾ、がすたー殿!正気カ――ゲホゲホッ!』ザザッガリガリ


 アジアスは激昂のあまりむせ返り、翻訳機にノイズを混じらせた。
バスタは泡を食って弁解する。


バスタ「裏切りなどではありません!現実的な妥協です……いいですか、姫との交換条件ならば、この惑星クマモッテの支配権は安堵させることができるはずです」

アジアス『ヒューッ、ヒューッ……コンナ錆ビツイタ星一ツ、確保シタトコロデ何ニナル?』

バスタ「少なくとも我々の指導の下、ドゥークー伯爵が志した分離主義の精神の命脈を保つことができます」

アジアス『まくしゃりすノ下デハ、ソレガ出来テイナイト?』

バスタ「奴の専横ぶりは度が過ぎます!あの闇雲な権利集約で、我々がこの星に確保していた利権をどれだけ削り取られたか……!」

アジアス『ソレハソウダガ……シカシ、話ガズレテイルヨウナ……』

バスタ「よくお考え下さい。姫の保護に貢献したという実績があれば、帝国は我々を受け入れざるを得ない。我々の種族もクローン戦争以来の冷遇をはねのけることができるのですよ!」

アジアス『……ソウカ、種族……』


 アジアスは腕を組んで考え込んだ。
この話を密告されれば処刑を免れないバスタはハラハラした表情でそれを見守る。
やがてジオノージアンの老人は、厳かに口を開く。


アジアス『……いんたーぎゃらくてぃっく銀行ニ知リ合イガ居ル。彼ヲ通シテ帝国ト交渉シテミヨウ』

バスタ「……!はい!私も少し情報収集をしてみます、くれぐれもマクシャリスには露見しないようにお気をつけて……!」

アジアス『当然ダ』


 話は決まった。
反乱者たちは側近たちを引き連れ部屋を出て、いまだ残るコネクションを通じて陰謀を練り始める。
……空っぽになった部屋では、天井の隅にある通気口の蓋の奥で、小さく赤いランプが瞬いていた。



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