21:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/06/05(水) 10:58:54.17 ID:tjPl8+bd0
エリカ「こちらが隊長の部屋となっております」
しほ「そう。それじゃ部屋のキーを貸して貰えるかしら」
小梅(もしかして家元が私たちに声をかけたのって鍵を持っていることに気づいて)
22:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/06/05(水) 15:48:12.32 ID:VhKz7gmSO
しほ「一体何に疲れているというのですか?」
しほ「戦車道をやった後なら分かります。ですが貴方がやっているのはパソコンの前でただニヤニヤと笑っているだけ」
しほ「それで何が疲れるというのですか!」
23:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/06/05(水) 15:49:41.92 ID:VhKz7gmSO
まほ「私は戦車道を辞めます」
しほ「…………」バキッ ボコッ ギュゥゥ
まほ「か……はっ」
24:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/06/05(水) 16:30:25.15 ID:VhKz7gmSO
エリカ「そんな……私のせいで…………」
小梅(こんな時……いつもなら真っ先に声をあげるはずのエリカさんが動けないでいる)
小梅(きっとエリカさんが隊長にゲームを勧めたからそれを負い目に感じて強く出れないんだ)
25:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/06/05(水) 19:29:41.13 ID:tjPl8+bd0
小梅(こ、怖い……)
小梅(でもここで退いたら……また大切な人がいなくなっちゃうから)
小梅(言わないとどれだけ怖くても恐ろしくても何もしないままだときっと後悔しちゃうと思うから)
26:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/06/05(水) 19:30:10.36 ID:tjPl8+bd0
エリカ「小梅……貴方カッコ良かったわよ」
小梅「い、今のはエリカさんを見習っただけで」
エリカ「でもさっきの言葉は貴方の本心でしょ」
27:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/06/05(水) 21:03:57.98 ID:tjPl8+bd0
まほ「…………小梅」
まほ「……どうして小梅は私のために」
エリカ「隊長はそんなことも分からないんですか」
28:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/06/06(木) 12:33:49.04 ID:Enw9kopL0
しほ「…………」
小梅「…………」
小梅(エリカさんの前ではカッコつけてあんなこと言ったけど)
29:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/06/06(木) 12:58:27.46 ID:Enw9kopL0
小梅「その……それで話したいことというのは」
小梅「転校させるでもなく叱るでもない……だとしたら私を呼んだ理由って」
しほ「簡単な話です。貴方は西住流を誤解しているようなので……」
30:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/06/06(木) 14:30:53.24 ID:Enw9kopL0
小梅「…………家元」
しほ「情けない母と笑いなさい。十七年も経っているというのに未だに娘にどう接していいのか分からないのです」
小梅(そうか……この人も隊長と同じで不器用なんだ)
31:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/06/06(木) 15:33:51.35 ID:Enw9kopL0
しほ「それは分かっています。でも突然褒めると怪しまれるといいますか……」
しほ「気味悪がられないかと心配です」
エリカ「それなら大丈夫です。話は全部聞きましたから」
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