52: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/05/31(金) 22:48:22.76 ID:kcSV+mvpO
静かな声で周子が語りかけてくる。
「Pさんのその苦しさ、あたしはきっと分かってあげられない。だって……あたしはアイドルだから」
「うん」
「けど。ずっと横に居るからさ」
「うん……」
「だから、もっともっと色んな景色、あたしに見せてね」
周子の言葉を俺は喉に力を込めて聞いていた。そうしていないと、感情が溢れ出してしまいそうだった。
そのまま嗄れ声で彼女に応える。
「……ありがとな、周子」
70Res/34.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20