ナナチ「いいか? オイラの言うことは絶対だぜ?」レグ「わ、わかった」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/27(月) 22:35:09.51 ID:hLTkM85AO
「き、君は、誰だ……?」
「オイラはナナチ。成れ果てさ」

簡潔すぎる自己紹介。
しかし、それ以上でも以下でもない。
それに、事は一刻を争う。

「あー……こりゃひでぇ」

横たわる少女の真っ青な顔色。
目は固く閉じられていて、意識はない。
何より、パンパンに膨れた腹部が、痛ましい。

「お、お願いだ、リコを助けてくれ!」
「わ、わかったから、くっつくなよぅ」

縋りつく少年を押しやってから。
とりあえず、場所を変える必要があると判断。
少年に向けて、肉体労働の指示を出す。

「その子を助けたかったら、オイラのアジトまで運びな。信用出来ないって言うなら……」
「わかった! リコを運べばいいんだな!?」

少年は疑うことなく、少女を背負う。
その素直さに、半ば呆れながらも。
ナナチは自分の住処に、彼らを案内した。


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