【デレマス(デレステ)】黒埼ちとせ「私の望みは――」
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28:名無しNIPPER[saga]
2019/05/30(木) 01:26:02.44 ID:CL4P18aI0
ちとせ「私ね、悪い女なの」

ちとせ「千夜ちゃんを私の僕ちゃんから解放したいとか言っておいて手許において可愛がりたいと思ってるし――」

ちとせ「――こんな体で未来なんてないのに、私は私という存在であなたをこれからも束縛しようとしてる」

ちとせ「有り体にいえば、もっと私といてほしいと、そう願ってる」

ちとせ「そんなことしたら、あなたはきっと応えてくれる――いいえ、応えてくれようとしてしまうのにね」

P「ちとせ、それ以上は……」

ちとせ「さっき言ったよね。私、今が楽しければいいって」

ちとせ「だからね、今だけは、あなたのそばに……」

ちとせ「……あなたの女で、いさせてほしい、な」スッ

チュッ

P「……っ」

ちとせ「避けないんだね。嬉しい♪」

P「避けられるわけ、ない……」

ちとせ「それは、私のことが好きだから? 私が圧をかけてるように感じたから? 私の存在に対して義務感を覚えているから?」

ちとせ「それとも、何か別に理由があったり?」

P「……深い理由(わけ)なんて、ないさ」

ちとせ「そ、まあ、いいけどね」

ちとせ「でも、駄目だね。私、もっと欲しくなっちゃってる」

ちとせ「ねえ、私、もっとあなたを感じたいな」ギュッ

ちとせ「これも、今だけ、今だけなんだよ」

ちとせ「だから――」

「プロデューサーさん? いらっしゃいますか?」

ちとせ「――この声は、ちひろさんね」

P「……ちょっと話してくる」

ちとせ「うん」


P「どうかしたのか?」

ちひろ「いいえ、ちとせちゃんの様子が気になって。ほら、体、弱いみたいですし」

P「まあ、今のところは落ち着いてきてるよ。今日は絶対安静だな」

ちひろ「そう、……ですか。あ、大丈夫そうですね、ちとせちゃん」

P「あいつと話していくか?」

ちひろ「あっ、いいえ! 無事がこの目で確認できたので、大丈夫です」

ちひろ「それでは、私は仕事に戻りますね」


P「どうやらちとせの無事を確認しに来ただけだったみたいだ」

ちとせ「そうなの」

ちとせ「私の無事を確認しに来たのに、最初に口に出したのは「“プロデューサーさん”? いらっしゃいますか」なんだね」ボソッ

ちとせ「あーあ、なんだか興が冷めちゃった」ギュゥッ

P「お、おい、なに抱きついてるんだよ」

ちとせ「別に? そういう気分なだけー」

P「どういう気分だよ……」

ちとせ「……ね、一つ、お願いしてもいい?」

P「なんだ?」

ちとせ「私が元気なうちに、私の初めて、貰ってね?」


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