【デレマス(デレステ)】黒埼ちとせ「私の望みは――」
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名無しNIPPER
[saga]
2019/05/28(火) 00:21:23.56 ID:1yh4+5ql0
P「それは、俺が千夜のプロデュースはちとせの存在はなしに成立すると確信を持っているからだ」
P「価値がない人間だって? とんでもない。そもそも価値がない人間はうちの事務所に雇われない」
P「千夜ほど17歳で食に通じているアイドルはいないし、千夜ほど人間をよく観察しているアイドルもいない」
P「千夜はうちの事務所にたくさんいるアイドルのなかでも運動が抜群に出来るほうだし、要領もいい」
千夜「でも、それだけなら私じゃなくても……」
P「それを決めるのは俺であって千夜じゃない」
千夜「!」
P「確かに、スペックだけなら千夜と同じかそれ以上のアイドルはいる。でも、それは、何の利益も不利益ももたらさないただの情報に過ぎない」
P「俺はお前たちを見透かそうとしていると言ったな。もう少し高尚な言い方をすれば、お前たちの才能を見抜こうとしているんだ」
P「そして、それを仕事という形で反映させる。もちろん、需要があると見込んで、だ」
P「で、結果として売れた。これが重要だ。価値のあるものは売れる」
P「この結果を踏まえた上で、まだ自分が価値のない人間だと思うなら、俺が何度でもお前の価値をお前に教えてやる」
千夜「……」
P「なあ、千夜」
千夜「……なんですか」
P「アイドル、楽しいだろ?」
千夜「!」
P「いままでこんなこと、なかったろ?」
千夜「それは……」
P「無価値だと思っていた自分が、価値があると認められている――お前はそれに気づいているんじゃないのか」
P「だから、いままでちとせに忠誠を誓って仕えてきた自分と、自分の価値を認められて一人の少女として生きる自分との間で葛藤があるんじゃないのか」
千夜「……」
P「別に、どちらかを選べと言っているわけじゃない。どちらが良いとも悪いとも言ってない」
P「だけど、これだけは言える」
P「千夜は――アイドルを、人生を、楽しんでいいんだぞ」
千夜「っ――」
千夜「――私は……」
千夜「あ、あれ?」ポロッ
千夜「なぜ……こんな……」ポロポロ
P「……」
千夜「だめ……止まって……お願いだから……」ポロポロ
千夜「なんで……」ポロポロ
P「……化粧崩れなら気にするな、現地にスタイリストがいる」
千夜「……ふふっ、ふふ……」ポロポロ
P「な、何を笑ってるんだ」
千夜「いえ……お嬢さまなら、きっと、そういうことじゃないんだけどなーっておっしゃると思って」
P「なんだよ、またちとせか。千夜はちとせばっかりだな」
千夜「……ぐすっ。はいっ、私は、お嬢さまに忠誠を誓っていますから」グシグシ
千夜「けど……そうですね、私の意見としては――」
千夜「――お前は、本当にどうしようもない男ですね」ニコッ
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