【デレマス(デレステ)】黒埼ちとせ「私の望みは――」
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114:名無しNIPPER[saga]
2019/08/18(日) 00:43:18.20 ID:aY4zmbJYO
数時間後、事務所

P「……」

ちひろ「プロデューサーさんっ」ヒョコ

P「わぁっ! な、なんだ、千川さんか……」

ちひろ「もうっ、なんだとはなんですか。なんだ、とは」

P「いや、すまない。驚いただけだ」

ちひろ「ふふっ、別にいいですけど」

ちひろ「どうしたんですか、思いつめたような顔して」

P「……まあ、思いつめているからな」

ちひろ「ちとせちゃん、ですよね?」

P「ああ」

ちひろ「……よかったら、一緒に散歩でもしませんか?」


ちひろ「ちとせちゃんとの約束、ですか」

P「ちとせをアイドルにする前、あいつは約束しろって俺に言ったんだ」

P「退屈させないこと、嘘をつかないこと――」

P「――もう1つは、まだあいつは言ってない」

ちひろ「……それ、確かにちとせちゃんは“言ってはいない”かもしれませんけど」

ちひろ「もう既に、あなたには“伝えている”んじゃないですか?」

ちひろ「そしてあなたは、それに気づかないフリをしている」

P「……」

ちひろ「……ごめんなさい。意地悪な言い方になってしまって」

P「いや、いいんだ。君の言いたいことはわかるさ」

P「俺は、わかっていないフリをしている――そうなのかもしれないな」

P「あいつの口から聞きたいと思ってしまうんだよ。だって……」

P「……あいつの口から聞かずに俺が勝手に納得してしまったら、あいつの死を今すぐ受け入れてしまうような、そんな感じがして」

P「ちとせはまだ生きている。なんだか、それを自分なりに尊重したいという、俺のわがままだな」

ちひろ「……Pさんは、不器用ですよ」

ちひろ「それに、……とっても優しいです」

ちひろ「……そんなんだからPさん、モテちゃうんですよ、もうっ」

P「な、何を言うんだよ」

ちひろ「とぼけたって無駄ですっ! Pさんを好きな人は、アイドル、事務員、職員、……結構いるんですからね」

ちひろ「まあ、私は――」グイッ

P「!」

ちひろ「他の人は知らないようなPさん、知っちゃってますけど、ね」ニコッ

P「……ちひろ、近い」

ちひろ「キスしたくなっちゃいます?」

P「よせ……」

ちひろ「……なーんて、冗談ですよ!」

ちひろ「Pさんはとりあえずちとせちゃんのことを考えてあげてください。あとは、千夜ちゃんもですね」

ちひろ「あの子も、Pさんには思いを寄せています。近いうちには、それに対する答えをだしてあげてくださいね」


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