31: ◆CgreWx9pM3yb[saga]
2019/06/04(火) 15:17:43.29 ID:XjEnRceRo
惚けたような発言に、アタシはおかしくて怒りも忘れて笑ってしまった。
彼は頭は悪いが馬鹿ではない。
アタシが特別な人間だと知っていただろう。
でも彼にとってはそんな、アタシがずっと思い悩んでいた事は、とても小さい事だったのだ。
まだ9歳の頃だったが、アタシは心に決めた。
こいつだけは絶対に離さないと。
アタシの全人生をこいつに捧げると。
それでもアタシは素直に本心を打ち明けるのが怖くて、今でもただの幼馴染だ。
でも別にたいした問題ではない。
だってずっとそこにいるんだから。
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