夢見りあむ「7人が行く・EX1・エクストライニング」
1- 20
163: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2019/05/26(日) 22:56:31.43 ID:ve+l2aZk0
りあむ「ちとせ?」

ちとせ「帰らないつもり。ここの方が安心だから」

りあむ「白雪ちゃん、寂しがるよ?」

ちとせ「あの部屋ね、日当たりがいいの。千夜ちゃんはカーテンを開けて、私を目覚めさせてくれた」

りあむ「……」

ちとせ「あの子、寝ることが好きなの。本当は早起きも苦手。だから……夜の世界には連れていけない」

りあむ「そっか……」

ちとせ「りあむ、お願いがあるの」

りあむ「なに?食べたいものある?」

ちとせ「火事で何もかも失ってしまって、独りにしたら、このまま手を差し伸べなかったら、消えてしまいそうだったの」

りあむ「……白雪ちゃんの話?」

ちとせ「だから、役割をあげた。私の傍にいることを命じて、千夜ちゃんは役割を必死に演じた」

りあむ「演じてないよ……たぶん」

ちとせ「わかってる。今の千夜ちゃんがニセモノだとは思ってない、千夜ちゃんの気持ちを否定したりしない」

りあむ「……」

ちとせ「私はずっと千夜ちゃんに役割を与えられない。遅かれ早かれ、変えないといけなかった」

りあむ「ちとせの体が弱くて……長くないから」

ちとせ「そう」

りあむ「でもでも!ちとせはもう生きてられるよ……ずっと」

ちとせ「私は千夜ちゃんの行く末は見れるけど、一緒にはいられない。あの子は、人間の世界を生きるの」

りあむ「……」

ちとせ「だから、りあむ、お願いがあるの」

りあむ「……聞くだけなら」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
204Res/243.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice