34: ◆1Y8hanNO/Y[saga]
2019/06/01(土) 16:28:15.24 ID:lpdqUqW00
里沙「……行きます」
校舎内部は世間一般のそれと違わぬ内装であった。ただ、備品などは無機質に最低限のみが置いてある。机や椅子も使用の痕跡がなく人の気配を感じさせないものとなっていた。
昼間といえど廊下は少し薄暗く不気味な雰囲気を漂わせていた。
切助「いやあ、最初に見つけたのが里沙ちゃんでよかったよ」
里沙「……?」
切助「里沙ちゃん、おとなしい子だよね。怖い人だったらどうしようって」
それは里沙も同じだった。普段から人との関わりがない彼女は今、奇妙な安堵感を覚えていた。
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