32: ◆1Y8hanNO/Y[saga]
2019/06/01(土) 13:01:00.70 ID:lpdqUqW00
里沙「あなたは……なぜここに?」
切助「学校に来たら他に誰かいると思ったんだよ。そして、君が来た」
切助は微笑んで里沙に手を向けた。右手首に引っ掻いた跡がいくつか残っているのが見えた。
里沙「……私は桜海 里沙」
切助「里沙ちゃんか。いい名前だね」
ふと思い出す。周りの大人は皆、いい名だと褒める。ただし里沙はそれを誇らしく思うことがなかった。
里沙「……」
切助は里沙の欠損や傷跡を気にすることなく接していた。
切助「さあ、学校の中でも見に行く?」
里沙に背を向けた切助はゆっくりと校舎に向かって歩いていく。
太陽が昇りつつあり、校庭には強く日が差す。里沙の銀の髪はとても美しく輝いていた。
切助「来ないの?」
振り向きざまに彼はそう言った。
里沙の行動>>33
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