17:名無しNIPPER[sage]
2019/06/05(水) 14:46:13.69 ID:LtIKurfDO
―あまりの出来事に凪が動けずにいる間も、回りの人は救急車や警察を呼んでいた
「えぇ、一人の女の子が……はい、多分知り合いらしい人の腕を持ったまま」
―事情を知らなければ猟奇事件真っ青だが、ビルの壁が降ってきたとなれば別だ
凪「え……あ…………腕だけ……」
―放心状態の凪はさらに肉体がないか探そうとするが
パラリ
バラバラ
―立つと同時ぐらいに壁がさらに崩れ落ちてきた
?「危ないのですよー!」
ドシッ
―その一言と同時に凪は再び突き飛ばされる
凪「きゃぁっ!」
ドスン
―思わず尻餅をつく……しかし、放心状態であった凪にはどうでもいいと言わんばかりに、お尻を地面につけたまま寝転んでしまった
凪(ライラ……さん……どうして……)ツゥー
―埃に汚れた顔を落ちる涙
?「おやー、可愛い顔が台なしでございます」
スッスッ
―誰かがハンカチで凪の顔を拭う
凪「…………」
凪(もう……疲れた……)
―一日に色々なことがあり過ぎたからだろうか
―凪の意識は途切れ、手には謎の黒い腕を掴んだままであった
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