17: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2019/05/21(火) 23:10:05.88 ID:C8qGmYAwO
「いよいよ迫っています」
「今から艤装に触らせなければ……」
「間に合わないというのが衛生部の見解で変わりません。手遅れで……」
言いかけて相手は言葉を呑んだ。もう何度も繰り返したやり取りだ。茶番もいいところ。
こんなこと、彼女がここに赴任する前からわかっていたことだ。それでも軍令部は彼女を使い潰そうとしていた。横須賀の者たちはもう夕立を人間と見なしてはいないのかもしれない。
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