636:名無しNIPPER[saga]
2019/05/19(日) 09:05:28.24 ID:HGd5x8Sk0
千歌「私ね、昔から嫌だったの」
千歌「曜ちゃんに勝てないのが、敵わないのが」
曜「私に?」
千歌「ソフトボールを始めたのも、曜ちゃんへの当てつけみたいなもの」
千歌「当時は野球よりソフトの方が女子の知名度は高かったし、ここで有名になれば戦わなくても曜ちゃんを越えられるかも、なんて思って」
千歌「だけど不純な動機だからか、上手くなれずに苦しんで」
千歌「そんなこと繰り返している内に気がついた」
千歌「自分の能力の限界、不純な動機では上がらない気持ち」
千歌「なによりも、その行為の虚しさ」
千歌「だからいつしか諦めるようになったんだ、曜ちゃんに勝つなんて無理」
千歌「自分は身の丈に合った世界で生きるのが、お似合いだって」
曜「そっか……」
648Res/309.99 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20