26:1[saga]
2019/05/15(水) 19:09:25.57 ID:5TsiVpFI0
矢矧「考えてもわからないなら、見る!」バッ
矢矧は提督の正面に構え、頭を押さえようとする。
提督「甘い!」ヒュン!
矢矧「くっ、しまった!――いない!?」
提督は大きくシザーズを行い、矢矧に近づいたところで左へフェイント。矢矧が一瞬釣られてすぐさま体勢を立て直すが、提督はすでにそこにいなかった。
矢矧「上か!」
提督「当たりだ!次のブイももらった!」
提督は一瞬の隙をついて矢矧の真上に上昇、矢矧が気付いた時には加速を始めていた。
矢矧(同じところから加速するなら重力のある提督の方が速い!追いつけない!)
「くっ」
矢矧はファーストラインにショートカット、提督はファーストブイにタッチし、ローヨーヨーで加速。
提督 3−2 矢矧
矢矧(よく見るんだ!やってることは同じ、だったらなんで差が付く?何が違う?このラインは捨てて見極める!)
矢矧は提督よりも上に位置取り、自分を追い越した瞬間に重力を使って加速。提督に張り付いて飛行する。
矢矧(ローヨーヨー、私よりもキレがいいだけじゃない、綺麗だわ。それに、提督が私の前で初めて飛んだ時も――そうか!)
提督(このラインは捨てて俺を観察するつもりか。悪くない判断だが、近づきすぎだ。1つ忘れていないか?ポイントを稼ぐのはブイにタッチする以外にもう1つあるんだぞ!)フッ
矢矧(フェイント!しまった、またかかった!提督はどこ!?)
「―くっ!」
提督を見失って止まった矢矧を電撃音とともに衝撃が襲う。
矢矧(背中を取られた!そうだ、背中を取られてもポイントになるんだった!――でも、おかげでわかった!)
提督 4−2 矢矧
ピーーーーッ!!
提督「休憩だな、いったん降りよう」
矢矧「はぁ、はぁ、……ええ、わかったわ」
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