千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/12(日) 22:23:17.61 ID:DoNfZkVt0
■Chapter075 『オトノキと音ノ木』
──コメコシティ。
花陽「フシギバナ!! “ねむりごな”」
「バナァ」
「サマヨー…」「ゴースゴス…zzz」
フシギバナの攻撃で、辺りのゴーストポケモンが眠っていく。
花陽「……これで、あらかた大人しくさせられたかな……?」
眠ったポケモンたちを一旦捕獲しようと、歩を進めた瞬間──。
「カゲボー」「ジュペッ!!!」
花陽「!?」
眠ったポケモンたちの影に隠れていた、カゲボウズとジュペッタが飛び掛ってくる。
花陽「しまっ……!? “ふみん”の子が紛れて──!?」
慌てて身を引くが、間に合わない……!!
自分の顔を庇うように腕をあげ防御の姿勢を取ったが──
「ブイブイッーーー!!!!!」「ゼリュリュリュリューーーッ!!!」
「カゲボーッ!?」「ジュペッ!!!」
近くの小川の方から飛んできた“みずでっぽう”によって、カゲボウズたちは吹き飛ばされた。
攻撃が飛んできた方向に目を配ると──
花陽「! あなたたちは……!」
「ブイブイ」「ゼリュゥ」
いつぞやのブイゼルの子供。
……いや、あのときよりも一回りも二回りも大きくなっていて、独り立ちの頃を迎えた姿をしていた。
花陽「ありがとう……お陰で助かりました……」
「ゼリュ」「ブブイ」
もう少し周りに気を配りながら、慎重にやる必要がある……そう自分に言い聞かせながら、
花陽「……他の町は大丈夫かな……」
わたしは不安を隠せずに居た。
どうか、みんな無事で居てくれればいいんだけど……。
そのとき、
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