231: ◆sA2CpGLy66[saga]
2019/05/30(木) 22:57:19.45 ID:M/tAXVVx0
熊野「ええ。暗殺部隊の方々はこの拳銃や自動小銃を用いますわ」
長波「いやいや、あたし達が普段何口径を相手してると思ってんだ。そんなもん当たったってかすり傷だぞ」
熊野「問題はこの銃弾です」チャリ
長波「銃弾?」
熊野「これ、中に睡眠薬が入っておりまして。この睡眠薬、艦娘にも有効なんですの」
長波「そんなものが…」
熊野「あら、聞いた事は無いのですか?憲兵はこれを常備しているのですが」
長波「そうなのか?知らなかったな…」
熊野「対艦娘用に本部が作った、とされています」
長波(……なんか含みのある言い方だな)
長波「でもさ、撃たれても寝るだけだろ?危険って訳じゃ…」
熊野「眠らせられたところを拘束、そのまま大将の下に届けられれば最悪解体、ですわね」
長波「い、いくらなんでも」
熊野「あの大将は提督を陥れるためならどんな事でもしてきましたわ。と言うか、過去に解体寸前まで行った人がいまして…」
長波「……ゴク」
熊野「まあ、ですから訓練を受けた私達はともかく、貴女が暗殺部隊を相手取るのは危険ですの。おわかり?」
長波「………ああ」
熊野「…そもそも、貴女、気丈に振舞っていますが、まだ傷が残っているのでしょう?」
長波「…………」
熊野「ふう、あまり私を見くびらないことですわ。…さて、私の仕事は終わりました。提督」
提督「おう。取り敢えずこれは伝えなきゃいけないことだったんでな。しばらくの間はお前を海に出したりはしない。まあ、ゆっくりしとけ」
長波「…………うん」
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