104: ◆sA2CpGLy66[saga]
2019/05/13(月) 23:04:03.38 ID:Zp3nYelz0
ガチャ
鈴谷「おっすー」
提督「おう」
鈴谷「その子預かっとこうか?」
提督「いや…いい」
鈴谷「役得だもんねー」
提督「鈴谷?」
鈴谷「はーい。ごめんなさーい」
提督「これが…自白剤と、こっちは?」
鈴谷「んー?なんかボタン押したら赤い光が出る謎の装置」
提督「…鈴谷、お前催眠って信じるか?」
鈴谷「催眠?うーん…やらせ?」
提督「…催眠ってのはな、効くと思ってるやつに効くんだよ」
鈴谷「ふーん…?」
提督「第五中将はこの自白剤とその謎の装置を使って艦娘を洗脳…催眠状態にしてたんだろう」
鈴谷「自白剤とこれで?」
提督「ああ。自白剤ってのは意識を朦朧とさせる麻酔みたいなもんだ」
鈴谷「そうだね」
提督「それは覚えてるのな」
鈴谷「昔誰かさんにたくさん打たれたからね…」
提督「そいつには感謝しとけよ?…それで自白剤だが」
提督「おそらく意識が朦朧としている状態で催眠にかけたんだろうよ」
提督「『この赤い光を浴びるとあなたは私の言うことに逆らえなくなる─』みたいな感じで?」
鈴谷「感じで?と言われてもね。そんなんで催眠かかるの?」
提督「言ったろ?催眠ってのはかかるって思い込んでる奴がかかるって。あの中将殿はそういう術は長けてたかもな」
鈴谷「まあ難しい話はいいや。結局何を持ち帰るの?」
提督「まあ取り敢えずその薬を持って帰れよ。…ん」
鈴谷「なになにー?」
提督「この引き出し…。鍵がかかってるな」
鈴谷「おお!面白そうじゃん!」
提督「まあこういう引き出しには大体罠があるもんだ。慎重に開けるぞ──」
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