54: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/05/02(木) 02:12:56.17 ID:P8JEUw1x0
ありす「文香さん、聞こえますか? もう十分にデータは揃いました。ここまでにしておくべきです」
文香「……ふみ」
ありす「いただいた情報をもとに冊子が出来上がりました。ひとまずこれを『怪異事典』の一部に加えませんか?」
美穂「怪異?」
まゆ「事典?」
ポンッ!
文香「……そうですね」
美穂「戻った!」
文香「紹介します……彼女は、橘ありすちゃん。夜市の古本屋で、私の助手をしてくれています……」
ありす「橘です」フンス
文香「先ほどの怪異事典とは、彼女の手を借りて編纂していたもの……」
文香「常ならぬ存在・現象を記録し、定義付け、オリジナルの辞典を作ること……それが私の、ライフワークなのです」
まゆ「そんなことが……」
文香「……とはいえ、趣味のようなものです。誰にも売ることはなく、この世でただ一冊のみ……」
文香「表の世界には出ない物事を綴り……私の書棚に加える。ただそれだけの……自己満足と言えるでしょう」
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