43: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/05/02(木) 02:01:05.30 ID:P8JEUw1x0
〇
P「ぐうぐう」
美穂「ゆ、夢を……食べる?」
文香「ほとんどの場合、夢とは、見る人々の記憶情報そのものです」
文香「脳内に雑多にあるそれらを、整理し、定着させる……その過程で生まれる映像を……一般的には、夢と呼びます」
文香「つまり……獏である私が、それを摂食することで……あなたがたの記憶を、垣間見ることが可能なのです」
文香「……私は常日頃より、あなたがたの事務所が気がかりでした」
文香「大変、興味深いと……。彼らの辿った軌跡を、一度この目と耳と、舌で感じてみたいという、抗いがたい欲求がありました」
美穂「で、でもそれなら、直接話を聞けばいいんじゃ……」
文香「それでは意味が無いのです……!!」<●><●>クワッ
美穂「うわぁ目力がすごい!?」
文香「伝聞ではなく、みなさんの記憶……その思考、質感を直接閲覧し、摂食する……」
文香「そうして自分自身の体に透徹させることで、初めて彼らの歴史を『読んだ』ことに……なるのです……!!」<●><●>
美穂「り、力説……っ!!」
文香「はっ……し、失礼しました」コホン
93Res/70.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20