12:名無しNIPPER[saga]
2019/05/01(水) 00:13:44.20 ID:BuD0NEls0
龍驤『……お願いや。こんなこと頼めるのは、睦月達しかおらん……』スッ…
睦月型『……!?』
龍驤『司令官の心を……今にも死にそうな心を、この世界に繋ぎ止めることが出来るなら……ウチは何だってするから……!』
如月(ど、土下座……龍驤さん、貴女は……そこまで司令官のことを……)
睦月『………』
睦月(龍驤さんはこの鎮守府に初めてやって来た軽空母。そして私も、吹雪ちゃんの次にここで建造された……所謂古参組)
睦月(だからこそ、龍驤さんが提督とずっと過ごしてきたことは……私も知っている。実際に、提督と一緒にいることをよく見かけたから)
睦月(でも、文月ちゃんがやって来てからは……提督は文月ちゃんに一目惚れ。文月ちゃんも、そんな提督に想いを寄せていた)
睦月(そして、提督に想いを寄せていたのは……龍驤さんも、例外じゃなかった。提督と文月ちゃんが仲良さげにしている所を……龍驤さんは、寂しげに眺めていた)
睦月(だから、私は一瞬……『龍驤さんは文月ちゃんの死を利用して提督の気を惹こうとしているのではないか』と疑った)
睦月(けど……)チラッ
龍驤『……っ!』ポロポロ
睦月(涙を流しながら頭を床にこすりつけている龍驤さん……そんな彼女を見て、私は彼女を少しでも疑っていた自分が嫌になった)
睦月(龍驤さんは、本当に提督を助けようとして……その為なら、自分を偽ることもする覚悟で……)
睦月『……分かりました』
弥生・皐月・長月『睦月!?』
龍驤『あ……』
睦月『私達の声も、提督には届かないけど……龍驤さん、貴女なら……!』
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