30: ◆ikbHUwR.fw[saga]
2019/05/01(水) 00:05:04.99 ID:3V1PGSXQ0
みく「……えっ? 中学生の新人さん相手に、本気出して潰しに行ったの? 大人げなさすぎない?」
杏「そういうつもりはなかったんだよ……少しはあったけど」
あかり「……? どういう?」
みく「つまり杏チャンは、あかりチャンに『自分のほうが上手かった』ってイチャモンつけた技術自慢に、目の前で遥か格上の技術を見せつけて心をヘシ折るという鬼畜の所業をやってのけたにゃ。とても人間のやることとは思えないにゃ」
杏「よくもそこまで聞こえ悪く言えるよね。じゃあ、みくちゃんだったらどうした?」
みく「杏チャンと同じことをやったにゃ」
杏「でしょ」
あかり「……すみませんけど、それ、私のためだったら嬉しくないです」
杏「ん……」
あかり「だって……そういうのは、自分でやらないと」
杏「べつにあかりちゃんのためじゃないよ。なんていうのかな……アイドル界の洗礼?」
みく「イジメにゃ」
杏「いちいちうるさいな。まあとにかく、杏もしばらくレッスン見てあげるから、あかりちゃんは今日は帰って、いっぱいごはん食べて、7時間半以上寝ること。これもレッスンだと思ってね」
あかり「んご……」
みく「あれ? 珍しいね、杏チャンが自分からコーチ役なんか買って出るの。どういう風の吹き回し?」
杏「んー……オーディションの時にね、283プロのプロデューサーが、あの状況でやけに落ち着いてるように見えたんだよね。まるで、ぜんぶが予定通りみたいに」
みく「へえ?」
あかり「?」
杏「なんかいいように利用されたみたいでシャクだから、こっちに肩入れしてやる」
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