元勇者「役目も終えて暇だから孤児院開いて安価でグダグダ過ごすぞ」
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55:名無しNIPPER[saga]
2019/05/01(水) 16:22:16.16 ID:wS1GS0ap0
「よいしょ…っと」

木箱いっぱいに詰まった荷物を置く。中に入っているのは、種芋や穀物の種子などだ。

「…栽培でもするのか?」

「ああ。何でもかんでも買ってちゃ、金がすぐ底を突く。ある程度は自給出来ないと、な」

「農具も幾つか買い揃えた。最低限のことは出来るはずだ」

多少資金を消費したが、必要経費として割り切ろう。最悪、また魔物を狩ったりダンジョンを探索すればいい。

「これ…書庫にあった『農業のキホン』…」

「おっ…。サンキューミラ」

本を開いて何が書いてあるか確認する。

「…りん?ちっそこてい?意味分からん」

知らない言葉の雨霰に頭をやられた勇者は、無言で本を閉じた。学校に行ったこと無いんだから分かるわけないだろ!

「えっと…。『芋などを先に栽培することで、土壌に栄養を補給する』と書いてますね」

「他には『貝殻は砕いて混ぜ込むことで、肥料としての役割を果たす』とも」

「貝殻?どっかの川か海に行かないと手に入らないな」

「一先ず、この無駄にある芋を栽培すれば良いだろうな」

「畑仕事か!面白そうだなー!」

「け、怪我しないように…気を付けてくださいね…」

力仕事となれば、働くのは男連中だ。テオには馬車馬のように働いてもらおう。


資産が100減少した。

↓1コンマが50以上で収入になります。


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