元勇者「役目も終えて暇だから孤児院開いて安価でグダグダ過ごすぞ」
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28:名無しNIPPER[saga]
2019/04/30(火) 23:07:13.72 ID:wF6w/D9T0
「…これ…」

ミラが、本の一ページを見せてくる。そこには、鉱石を加工した綺麗な小物があった。

めっちゃむずそう。っていうか難しいに決まってるし、道具とかどうしましょ。

「鉱石細工か。ふむ…」

「ゆ…神父よ。ストックに使えそうな物はあるか?」

「あった…と思う。宝石類や水晶なら、鉱山や洞窟でよく拾ってたからな」

武器や防具を鍛えたり、資金調達をしたりで重要なアイテムだったから、それなりに蓄えていたはずだ。

いや、半分くらい売ったかもしれない。もし無かったら、また拾えばいいか。

地下倉庫から適当な物を見繕い、持ってくる。銀鉱石と水晶で良かっただろうか。

「作り方は…適当に削って、磨けばそれでいいのか?」

「さ、最初から手の込んだ物を作るのは…嫌な予感がします…」

「大丈夫大丈夫。失敗しても、痛むのは俺の懐と腹だけだから」

アルセナの予感は、見事的中することとなった。


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