元勇者「役目も終えて暇だから孤児院開いて安価でグダグダ過ごすぞ」
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名無しNIPPER
[saga]
2019/04/30(火) 01:10:43.64 ID:JkkU6jQc0
誰がどんな人か知らないまま暮らすのはどうかと思い、勇者は自己紹介するように全員に言う。
とはいえ、お手本が無いのに見ず知らずの人の前で何かが言えるはずもなく。
勇者は一肌脱ぎ、自己紹介を始めた。
「えー。俺は神父です。まあ、見ての通りのほほんとしてるんで、気軽に接してください」
可能な限りマトモっぽく振る舞った勇者。しかし、反応は芳しくなかった。
「妾はアルファウス。こう見えて、皆の世話をするシスターである」
「気軽にアルちゃんと呼んで構わんぞ」
椅子の上に立ち上がり、胸を張るアルファウス。子供にしか見えねぇな。
「し、シスターなら…次は…私ですね…」
「わ…わわ、私はアルセナ…です…。料理が得意…なので…後ほど…好きなものを教えて…いただけたら…あう…」
そこまで言ったアルセナは羞恥心に負けたのか、真っ赤な顔を俯かせる。これ以上は話しそうにない。
「私はローア。趣味も特技もありません。出来れば、皆さんもあまり私に関わらないでいただきたいです」
「またローアは〜!仲良くしましょうと何故言えんのだ!」
「…出来ないからに決まっています」
無表情で言い返すローア。事情が事情だから仕方ないのかもしれない。
「…私はミラ…。好きなものは本を読むこと…」
それだけ言ったミラは深々とお辞儀をした。内気な人多過ぎない?三分の一だよ?
「トリは俺だな!俺はテオ!見ての通りか弱い子供だ!よろしくな!」
溌溂とした声で戯言を宣うテオ。お前みたいな子供がいるか。
何で魔族や神で半分が埋まっているのか。勇者は内心、頭を抱えていた。
特にテオ。お前神様だろ。とっとと天界に帰って仕事しろよ。
勇者孤児院 Lv.1 居住可能人数 7名 資産???
↓1 自由安価 もう翌日になってます
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