19:名無しNIPPER
2019/05/23(木) 21:58:07.32 ID:Yx92WtLhO
海未「ううん。寂しくなんてありませんよ」
虎太郎「本当?」
海未「うん。離れてたって心は繋がっていますから」
嘘。寂しいに決まっています。二人とはずっと一緒にいたのですから。いつかはそんな日が来ると分かってはいたけれど。まだ卒業まで半年もあると言うのに・・・。
そんな事を思っていると虎太郎君が私の手を握ってきました。
虎太郎「お姉ちゃん。行こう」
海未「え?あっ、はい」
きっと、暗い表情をしていたのでしょう。握り返した手は女である私の手よりもだいぶ小さく、その温もりは彼の優しさを感じさせる温かさでした。
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