15: ◆t8EBwAYVrY[saga]
2019/05/03(金) 17:56:13.98 ID:5YQd7+IO0
禁書「おじいさんはウチのベランダにひっかかってたんだよ」
老人「そんな阿呆な」ハッハッハ
禁書「おじいさん、その格好って、もしかして魔術師?」
老人「うむ、いかにもタコにも。わしこそは――」
老人「あっ!思い出した!」ピコーン
禁書「わ!急にビックリするんだよ」
老人「そうだ、一刻も早く『あの場』へと戻らねば!わしがおらぬ間に奴らが・・・少女よ、世話になったな」
禁書「なんだかよくわからないけど大丈夫?」
老人「わしは帰らねばならぬ。わしはこの世界とは異なる世界の者なのだ」
禁書「あ〜、またスパイディ達の世界から来た人か。いつものお約束なんだよ」
老人「スパイディ?・・・よくわからんが、おぬしの心の中には善良なる火が見える。たとえ小さな火であろうと、おぬしは純粋で善良なる心の持ち主だ・・・」
禁書「はあ」
老人「おぬしにわしの力を授けよう。この世界にも邪悪な存在を感じる・・・世界を支配し、破壊しようとする者達と戦う力を与えよう」
禁書「へえ」
老人「あっ!信じておらんな!言っておくが、誰にでもやっておるわけじゃないぞ!」
禁書「なんだかよくわかんないけど、ごはんのお返しをしてくれるってことなの?」
老人「まあそういうことだ。相応しき者のみが得られる力をな」
禁書「フシン・・・」
老人「不信がっておるが、いざというときには役に立つはずだ」
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