6: ◆Xz5sQ/W/66[saga sage]
2019/04/24(水) 23:42:28.46 ID:q0ukqms/0
結果、予想だにしなかった展開に慌てて申し開く為の言葉を探し。
「だが仕事と言っても人としての仕事、夢のハッピーライフを送るためには逃げてはならない道の事で。
決してプロデューサーであるとか何だとかの立場的責務から君たちをお祝いしてるワケじゃないぞ!」
捲し立てた後ですぐに気づく。
こちらを伺い見る彼女の口元はうっすらと笑っているではないか!
……そもそも私と美也は同じ幸福至上主義の旗のもと、
出会ってすぐの頃に義兄妹の契りを交わした仲なのだ。
「むふふ、そんなに慌てなくても大丈夫ですよ〜」
美也は悪戯めいた笑みを浮かべたままサンドイッチのパンに頬を預ける。
淡い栗色をした彼女の髪が体の動きに合わせて流れ、
肩に掛かっていた幾つかの束はふんわりとした溜まりとなった。
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