29:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:53:31.98 ID:AEVT7W6Z0
P「――どうだ、美也。正直に答えてくれ。まだ痛みはあるか?」
プロデューサーさんが真剣な顔で美也さんに確認する。
美也さんは俯いて、何度か片足に重心をかけて、
美也「……ごめんなさい、プロデューサーさん、志保ちゃん……」
P「……まだ、痛むんだな」
美也さんは黙って頷いた。
それを見たとき私は、ほっと胸をなでおろした自分に気が付いた。
まるで、美也さんの怪我が治らないことを願っていたかのように。
……いや、そんなはずはない。
それがあまりに酷い考え方であることくらい、私にだって分かる。
そうだ、私は美也さんに治って欲しくなかったわけじゃない。
私はただ公演を成功させたいだけなんだ。
そのためには今回は美也さんに諦めてもらって、代役を立てた方が確実だと、
客観的にそう判断していただけだ。
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