19:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:41:33.67 ID:AEVT7W6Z0
その日から私は、早朝練習だけでなく、
夜も母が帰って来てから毎日練習するようにした。
その甲斐あって、順調だと胸を張って言えるほどではないけれど、
あの難しいダンスも着実に踊れるようになってきていた。
それは美也さんも同じだった。
彼女もレッスンのたびに、少しずつ少しずつ踊れるようになっていた。
あののんびりしている美也さんが私と変わらない早さで成長しているというのは、
私の身体能力の低さを再認識させられるようで少し複雑だったけれど。
でも、美也さんも踊れるようになっていること自体は私にとっても良いことだ。
これならきっと公演までには間に合う。
私はこのステージを成功させることができる。
そう思った矢先のことだった。
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