68:名無しNIPPER[saga]
2019/04/23(火) 10:12:54.07 ID:v13ERt4d0
右京「……青木君。今、手塚先生は?」
青木「伊丹さん達から取り調べを受けていますが、相変わらず黙秘を続けているみたいです」
「やれやれ……さっさと吐けばそれでおしまいなのに……」
右京「そうですか……」
「では、行きましょうか冠城君」
冠城「はい」
冠城を連れて、何処かへ行こうとし始めた。
青木「ちょっと、何しに行くんですか?」
右京「取り調べの様子を見に……」
青木「さっきの話し聞いてませんでしたか?『あなた方の出る幕はもうない』と…!」
「行ったところで同じでしょう」
右京「無意味かどうかは、実際に見て確かめてから決めますよ」
「君は、他に頼み事ができた時のため、ここで待機していてください」
「これは命令です」
冠城「そういう訳だ。何かあるまで動くなよっと!」
冠城はそう言って青木の鼻先をチョンと突きながら、右京と共に部屋を出ていき、
青木は、まるで汚い物を落とすかのように、冠城に突かれた鼻先を払う。
その直後、右京が思い出したかのように、出入り口から顔を出すと
「それと、頭の体操もほどほどにしておいて下さい。これも、命令ですよ」
と、暗にゲームをしてサボらないように釘を刺してから、出ていった。
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