173:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 20:49:15.11 ID:r6in7ffD0
右京「そして…最後に気になったのは、手帳が無くなった事にあまり関心を持っていなかった事です」
「いくら内容を丸写した予備を持っていたとはいえ、仕事に関する事柄を書き記した手帳です。そんな大事なものが無くなること自体、一大事であるはず……」
「しかも、学校内で無くしたものなのに1週間経っても見付からないとなると、その時点で盗まれた可能性も考えられたはずです」
174:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 20:49:42.73 ID:r6in7ffD0
『やっぱり、そうでしたか……』
『僕が、あなた方を引っかき回したのは事実です』
175:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 20:50:22.83 ID:r6in7ffD0
右京「やっぱり……」
「僕達を引っかき回した……」
176:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 20:52:38.88 ID:r6in7ffD0
右京「手塚先生…あなた、最初から時田が事件を起こす事を、予見していたのではありませんか?」
手塚「……」
177:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 20:54:48.21 ID:r6in7ffD0
手塚「刑事さん…相変わらず鋭いですね」
「その通りですよ。僕は、あの人が何か事件を起こすだろうと考えていました」
「教頭先生は最近悪い噂が絶えなかったし、何しろ吉田先生と揉めてましたからね」
178:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 20:56:47.23 ID:r6in7ffD0
冠城「でも…だったらなんで、こんな回りくどい事を?」
「最初から時田が怪しいと思ってたんなら、すぐにでも知らせてくれたら良かったのに」
手塚「確かに、教頭先生が怪しいと睨んではいましたが、状況証拠と直感だけで物証がありませんでした」
179:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 20:58:46.59 ID:r6in7ffD0
手塚「安心して…また別の街の学校で、教師をやりに行くだけだから……」
「でも、その前に吉田先生の奥さんやろくでなし…いや、佐々木の家族に今回の事を謝らないとね」
「そして、吉田先生の奥さんには、借金の返済費用もあげなくちゃならない」
180:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 20:59:34.56 ID:r6in7ffD0
手塚「分ったよ。君がそこまで言うなら……」
広田「ありがとうございます!」
冠城「良かったですね、あなたに着いて来てくれる人がいてくれて」
181:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 21:00:14.16 ID:r6in7ffD0
右京「昨日、あなたが現われた空き地なのですが……」
「あの後、またあそこに行ってみたんです」
182:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 21:01:38.62 ID:r6in7ffD0
『確かに手塚先生は、16年前おじさんを殺しました』
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