172:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 20:47:25.11 ID:r6in7ffD0
右京「最初に引っ掛かったのは、あなたが一課に通報を入れた後も、凶器であるボウガンを拾ったまま現場に留まっていた事でした」
「ボウガンによる殺人を犯した前科のあるあなたが、そんなものを持っていれば、真っ先に疑われるのは分かっていたはずです」
「そして、次に引っ掛かったのは、あなたが時田の電話の要求に応じた事です」
「時田は、あなたに自分の過去について、話したい事があると言って、あの公園にあなたを呼び出したそうですが…」
「そのあなたの過去と言うのは、間違いなく16年前の事件のことでしょう」
「しかし…そう考えると、ある疑問が浮かび上がってきます」
「それは、あなたが周囲に殺人の前科がある事を、自ら明かしていたという事実です」
「自身の前科を周囲に明かしていたのならば、あなたにとって16年前の事件のことは、秘密と呼ぶには相応しくなかったはず……」
「つまり、その時点で事件の夜に掛かった電話が、罠であった事に気付けたはずなんです」
「なのにあなたは、あっさりと罠に引っ掛かり自分を不利な状況に追い込んでしまった……」
手塚「……」
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