41:名無しNIPPER[saga]
2019/04/13(土) 00:03:33.45 ID:JOue0BQu0
同年9月。今までに発見されたことの無い生物の目撃情報が、世界各地から寄せられる。
当初は、ただの捏造だと政府も跳ね除けていた。しかし、更なる情報が寄せられると共に、事態は急変していった。
数日後。南米の某都市で謎の奇病が蔓延。瞬く間に、南米の六割の人類が死亡する人類史上最悪のパンデミックが発生した。
それと時を同じくして、北米の都市で大量殺人事件が複数発生。また、世界各地で未確認生物による人的被害が続出した。
運良く生き延びた人が撮影した映像が、ネット上に公開される。政府も、その生物の存在を容認するしかなかった。
その謎の生物群は、超常的な力を持っていた。その力を振るう様は、まさしく神そのものだった。
ある生物は嵐を呼び、ある生物は毒を撒き散らす。ある生物は炎を纏い、ある生物は物に触れることなく、それを融かした。
以上の光景を見た政府は、その生物群を『神獣』と呼称。人類の滅亡を防ぐため、これを討伐せんと軍を派遣する。
しかし、当時運用されていた兵器では、決定的なダメージを与えることは困難であった。
ロシア西部に投下された複数の核ミサイルですら、一割の神獣を殺すことさえ敵わなかった。
日に日に数を増やす神獣に、多くの土地が、命が奪われる。人類は、主要国の首都を残し、支配権を完全に失った。
そんな、絶望が人々を支配している時。ある革命が起きた。
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