理樹「この間、いきなり知らない人に抱きつかれてさ」恭介「なに?」
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4:名無しNIPPER[saga]
2019/04/06(土) 02:04:22.68 ID:udBvOBhl0
次の日

表庭

理樹「いただきます・・・」

理樹(今日の昼御飯は真人が野球部の助っ人でいなかったので表庭のベンチで食べることにした)

佳奈多「あら・・・直枝ね?」

理樹「あっ、二木さん」

理樹(二木さんはバス事故のあと、葉留佳さん経由で少し話すようにはなったけどまだまだ『ちょっと気まずい知り合い』って感じの人だった。しかし、彼女は御構い無しといった様子で隣にストンと腰を下ろした。右手に弁当箱を持って)

佳奈多「あなたも昼御飯?」

理樹「まあね」

佳奈多「ここに昼御飯を食べに来る人って結構少ないのよね。日差しは良いし、静かなのに」

理樹(そう言って二木さんは弁当箱を開けた)

理樹「まあ、教室から少し遠いしね。それに静かなのは人が少ないからだと思うけど」

佳奈多「ふふっ、確かにその通りね」

理樹(少し言い方にトゲがあったかなと思ったけど、二木さんは構わず笑った。事件の前の冷たい感じがした彼女からは考えられない事だと思った)

理樹「いつもここでお昼ご飯を?」

佳奈多「気が向いた時はね。普段はちょっと行儀が悪いけど寮長室で仕事の片手間に済ませているわ」

理樹「そっか」

理樹(それを最後に会話らしい会話をするでもなく二人並んで昼御飯を食べた。我ながら気が利かないとは思っていたけど、特に話す話題も無かったからしょうがない。それに彼女は沈黙を苦にするような人でもないようだったし)


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