258: ◆QNL99VWo9I[saga]
2019/05/19(日) 21:30:25.84 ID:aH/vc8ct0
貴虎「……」 ポンッ
シャル「っ……貴虎……?」
貴虎「……誰にでもあるものだ。そのような黒い感情は」 ナデナデ
貴虎「それを受け入れるのは難しい。ときには、呑まれてしまうこともある」 ナデナデ
貴虎「だが……たとえ、そうなったとしても……そのときは、信頼できる仲間が助けてくれる」 ナデナデ
貴虎「今回の、私のように……な」 ナデナデ
シャル「……うん」
貴虎「……」 ナデナデ
シャル「っ……ねぇ、そろそろ……」
貴虎「っ! あぁ、すまない!」
シャル「ううん、全然! その……嬉しかったから……」
貴虎「そうか……」
貴虎(何をしているんだ、俺は……うつむいたデュノアを見ていたら、思わず手が……)
貴虎(どこか、光実に似た部分を感じてしまったのか……庇護欲をそそられてしまった……)
シャル「……貴虎、ありがとう」
貴虎「……あぁ」
シャル「やっぱり、貴虎は優しいね」
シャル(みんなのことも、今みたいに撫でたのかな……それとも……)
シャル(僕だけ……だったり……) チラッ
貴虎「……どうした、デュノア?」
シャル「……なんでもないよ、貴虎」
シャル(もし、そうだったら……すごく嬉しいなぁ……)
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