【ガルパン】みほ「私は、あなたたちに救われたから」
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258: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2019/05/26(日) 23:57:17.85 ID:GNcdhecc0


桃「やるしかないんだっ!!だから……やるしかないんだっ!!」

柚子「桃ちゃんおんなじこと言ってるよ?」

桃「う、うるさいっ!!いいか西住!!私たちはお前を信じるぞっ!!」


みほの言葉にやっぱり目元を赤くした桃が勢いのままがなり立てる。

それを柚子が宥めるも、火に油を注ぐ形となり桃は更に声を上げて、そしてみほをしっかりと抱きしめる。


桃「でもっ……気負うな、背負うなっ……何があっても、自分のせいだなんて思うなっ」

みほ「……うん。わかったよ桃ちゃん」


そっと桃の肩を押し、みほは微笑む。

その笑顔が嘘なのだと、桃にはわかった。

けれど今は、その言葉が聞けただけで良しとするしかなかった。

そんな桃の気遣いもみほは気づいていた。

だから、みほはまた頭を下げる。

桃だけではなく、ここにいる全員への感謝を込めて。


みほ「……ありがとうございます。それじゃあ作戦を詰めましょう。黒森峰が使ってくるであろう戦車はティーガー、ティーガーUそれに――――」


全てが終わった後、自分がどうなったって構わない。

だけどせめて……この学校は救いたい。


かつて大切な人の手を掴みきれなかった右手をぎゅっと握りしめて、みほはそう決意した。





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