【ガルパン】みほ「私は、あなたたちに救われたから」
1- 20
250: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2019/05/26(日) 23:29:08.09 ID:GNcdhecc0







生徒会室に置いてあるテレビに映画の終わりを示す『FIN』の文字が浮かび、消えていく。

それを見届けた優花里がリモコンの停止ボタンを押し、振り返る。


応接用のソファーに座っているのは優花里を除いたあんこうチームの面々と各チームリーダーたち。


沙織は乾いた笑い声を出しながら小さく拍手。

華は爪を見ている。

みほは決勝のための資料を纏めると言ってそもそも観ていない。

カエサルは沈痛な面持ち。

ねこにゃーはゴミを見るような目。

典子は寝ている。

梓は席を立って窓の外を見ている。

そど子は映画を見ているようで『世界の風紀を正すには』をテーマに脳内討論を重ねていた。

ナカジマは無の表情。

杏は口元は笑っているものの目は笑っていない。

柚子は開始10分でトイレに立ちたった今戻ってきた。

桃は『難解な映画だな……』と首を捻りながらうんうんと考えている。


そんな面々の様子に優花里はため息を堪えて尋ねる。


優花里「……感想をどうぞ」


そう告げて即座に質問タイムを打ち切ろうとするもそうはいかぬぞといった風に麻子が挙手をする。

優花里が一瞬舌打ちでもしそうに顔をしかめたものの、しぶしぶと言った様子で指名する。


優花里「……はい、麻子殿」


優花里の指名に麻子はゆらりと立ち上がり、こほんと咳ばらいをする。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
734Res/372.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice