白菊ほたる「運命の輪」 【ウルトラマンジード×シンデレラガールズ】
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58:名無しNIPPER[sage saga]
2019/03/20(水) 16:01:32.54 ID:2rdIn1Hc0

『お前は自分が救世主か何かだと思っていたな。それは違うぞ』

『お前が存在しなければ街も破壊されなかった』

『自分の存在と決意がいかに大勢を不幸にしているかを自覚するといい』

リク(僕は、伏井出ケイとベリアルの掌の上でヒーローごっこをさせられていただけ)

リク(僕の存在そのものが計画の歯車のひとつになって、人々の不幸を生んでいた……)

リク(――だけど)

 リクはその絶望から立ち直ることができた。
 名付け親である朝倉錘に、自分の命に込められた願いを教えてもらったから。
 自分の人生にはたくさんの仲間が関わっていて、それが自分の人生の価値だと確信できたから。

リク(だから僕も)

 彼女に光を指し示さなければいけない、そう思う。

リク(僕が伏井出ケイの計画の一部として生み出されたのは事実だ)

リク(だから僕は、それに抗うためにも、この事件に責任を取らなきゃいけない)

 リクは目の前の少女を見る。
 自分と重なり合うところもあるこの少女を、どうにかして救いたい、そう強く思った。



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