ほむら「エヴァンゲリオンVS魔法少女 最後の戦い」
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22:名無しNIPPER[saga]
2019/03/18(月) 02:04:22.96 ID:urkHNFqn0

ほむらが肩をすくめながら言うと、赤いカブリオレを運転していた杏子もまた同じように肩をすくめてみせた。


佐倉杏子。
ほむらと同じく十五年以上も前線で活躍し続けているベテランの魔法少女だ。
姿こそ十四、五歳にしか見えないが、それは身体年齢の成長と加齢を魔法によって止めているためだ。
こう見えて実年齢は三十を超えている。――もっとも、それはほむらもだが。

そして他ならぬ彼女こそ、ほむらを迎えに来る手筈となっている『移動手段』でもあった。


杏子「まぁ積もる話もあるけど、とりあえず乗ったら?」

ほむら「お邪魔するわ。それにしてもけっこう良い作りしてるわね、このアウディ」

キュゥべえ「それじゃあボクも座らせてもらおうかな」

ほむら「膝の上はダメ。これ、いくらしたの?」

キュゥべえ「……じゃあ杏子の膝の上にでも」

杏子「あたしこれから運転だよ? 後ろ座っときなよ。あ、値段聞いちゃう? 高かったんだよねぇ。ちなみにいくらだと思う?」

キュゥべえ「やれやれ、じゃあ後ろで休ませてもらうとしようかな」

ほむら「……五百?」

杏子「日本にはやおよろずの神様って概念が存在するじゃん?」

ほむら「八百万……車一台に大した道楽ね。そんなに懐に余裕があったの?」

杏子「へへっ、織莉子からの臨時収入でね。ほら、あたしらって第三新東京市に入ったらそのまま長期活動でしょ?  いやぁ、わがままって言ってみるもんだよねぇ」

キュゥべえ「ボクには理解出来ない道楽だね」



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