ロビンマスク「自由と!」カレクック「繁栄の弧!」
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34:名無しNIPPER[sage saga]
2019/03/17(日) 19:04:02.54 ID:24ViWVvS0
サイはシンの頭上に手を伸ばした。
シンは頭に乗せたままになっている銀の器を手渡す。
「すまんな」
「いえ」
脳天がしびれるほどの辛さを持つ怒りの象徴。
それを外したカレクックは穏やかな超人レスラー、シンの顔となった。
しかし。
フツ フツ フツ フツ …
イ ン ド カ レ−
サイが受け取った器の中の コ ル マ は、まだふつふつと静かに沸き立っている。
かぐわしくも荒々しい香りが鼻腔を満たす。
「おお、シン様」
「シン先生!」
シンの姿を見つけた人々が駆け寄ってくる。
シンは両手をひろげ、穏やかに微笑んで彼らを迎える。
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
サイは器を手にひとり、誰知らずその場を離れていった。
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