ロビンマスク「自由と!」カレクック「繁栄の弧!」
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22:名無しNIPPER[sage]
2019/03/17(日) 18:41:54.99 ID:24ViWVvS0

フーマンチューは戸惑っていた。 手刀などでわが腹が貫かれるはずがない。

カレクックは両腕を勢いよく引き抜いた。



「んっく。 ・・・・・・・・なにい」

「 フ ハ ハ ハ ハ ハ 」



合わされた両掌から銀色の輝きが漏れている。

銀製のフォークとナイフ。 これも、バラクーダからの贈り物。



「・・・・・・・・なんということを。 それでもレスラーですか」

「ここはリングではない。 レフェリーもいない」

「ならギブアップもできませんな」



フーマンチューはしてやられた怒りに腹を震わせつかみかかった。

しかしその動きには無駄も隙も無い。



「 ム ッ サ 〜 〜 〜 〜 」

「ふんっ ほおっ はっ」

「 ハ ァ ー ー ッ 」



矢継ぎ早に繰り出される太い腕。 まるで凶暴な蛸のようだ。

それでもカレクックの細い体も腕もつかむことができない。



「 フ ウ ー  ハ ァ ー ッ  ム オ ー ッ 」


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