ロビンマスク「自由と!」カレクック「繁栄の弧!」
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10:名無しNIPPER[sage]
2019/03/17(日) 18:28:46.94 ID:24ViWVvS0
ひとしきり笑い終えたあと、シンは細い眼をバラクーダに向けた。
「ところで、ずいぶんと早いご到着だな。 開校の式典は昼過ぎだと伝えたはずだが」
「旧交を温め合おうと思ってな」
「火をつけにきたということか」
シンの目が切り傷のように細く鋭くなる。 厚い唇の片一方を鋭く釣り上げた。
バラクーダの眼がふたたび鮫になる。 そして端正な唇を鮫のように薄く開いて答えた。
アーチ
「そんな物騒な話ではない。 橋 の話だ」
アーチ
「 橋 ?」
「わたしたちはずっと橋を掛けてきただろう」
「物騒な話だ」
シンとバラクーダ・・・ いや、カレクックとロビンマスク、ふたりの最たる共通点。
彼らふたりはずっと橋を掛け続けてきた。 国と国の間に人を結ぶ橋を。
そしてリングの上にも、血塗られた橋を。
「その橋がどうかしたのか」
「ふたつの橋を繋いでみようとは思わないか」
「・・・なんだと」
… バ バ バ バ バ バ バ
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