【バーナード嬢曰く。】神林しおりの私小説【さわ×しお】
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14: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/03/14(木) 22:36:35.70 ID:3gAsdKZp0

「私、もっ」

 声がひっくり返ってしまった。飲み込みそうになるけれど、そうしたら最後、二度と喉元まで来てはくれない予感が私を動かす。

「好き、だぞ。あっ、その、お前の、そういうとこ! そういうとこが!」

「えー? どういうところ?」

 町田さわ子は衒いもなく笑った。

 いつかの蜜柑のように笑った。

 そういうところだと私も笑った。





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