【艦これ】艦天って略すとカロリー低い食材みたい 第四章【天華百剣】
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62: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/03/14(木) 00:00:58.06 ID:WtNV0s6A0
(*;゚ー゚)「っ……人影じゃない!!禍憑です!!」


若の言う通り、肉眼でもはっきりとその『人影』は敵だと確認できた。遠近法かなんか知らんがありゃ人のサイズじゃねえ。茂名第二形態レベルの巨体だ
肥大した上半身にそれに見合わぬ絞られた下半身。片腕に到ってはなんかバイオ2の変貌した科学者みたいにバランスの悪い大きさをしている
こんなこと言いたくねえが、醜い筋肉だった。破壊と悪意によって作られたような身体つきだ。反吐が出る


( T)「車体はまだ保つか?」

八宵「見ての通り、いつお釈迦になってもおかしくない……うわあっ!?」


ボンネットの板金が弾け飛ぶ。後部座席の被害も鑑みた結果


(#T)「クソがッ!!」


避けはせず、裏拳で殴りつけて弾け飛ばす。手甲を装備してた為、裂傷などは皆無だ。女将が身につけていただけある
しかし安心していられない。ボンネット内部は轟々と火を燃え上がらせている。エンジン部と思わしき機関が断続的に弾けていた


( T)「今すぐ減速しろ!!ハンドルは俺が切る!!」


カースタントの経験はないが、運転初めての女の子よりはまだマシだろう
片手で強引にハンドルを奪い、操縦する。こんな事なら鎮守府の無駄に広い敷地内で荒い運転の練習しとくんだった


八宵「りょ、了解!!みんな、掴まっててよ!!」


ハンドル中央、クラクションがある位置に備え付けられている露骨な『止』ボタンを拳でぶっ叩くと
車両後部からガコンと音がして風圧によって大きく布が広がる。空気を存分に飲み込んだその布は、ご想像通り『傘』の形を成した


( T)「うおっ!?」


途端に、ハンドルが左右に揺さぶられる。片手でなんとか操作するが、安定には至らない
素早くパラシュートを確認すると、案の定いくつか穴が空いていた。やってくれたなクソ禍憑が


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