【艦これ】艦天って略すとカロリー低い食材みたい 第四章【天華百剣】
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111: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/03/15(金) 18:36:19.39 ID:FUR98O3A0
( ゚д゚ )「……フッ、四人か。道中で随分と数を減らしたようだな」

( T)「あー、おかげさんでな。テメーの虚仮威しに踊らされっぱなしだ」

( ゚д゚ )「ほう、虚仮威しと?」

( T)「稚拙な推理にお付き合い頂いてもよろしいかな?」

( ゚д゚ )「勿論」


虎徹が声を上げようとして、やめた。新選組の局長なだけある。息を整える時間を作っているのだと察したのだ
最も、三浦も『時間を稼がれている』とわかっているのだろう。その上で、奴は『余裕』を持っている
時間と、被った被害、相手の数に囚われていない。やはり、茂名が言った『目的』を重視していないようだ


( T)「蕾の演出、禍魂艦の派手さは確かに目を奪われた。だが、その行動には『無駄』が見受けられる」

( T)「一つは、艦の『脆さ』だ。大きさこそ時代を先取りしていたが、その割にはハイペースで沈められている。最も、俺の育てた可愛いバカが『強すぎる』ってのもあるだろうがな」

( T)「もしアレが実物に禍魂が乗り移ったものならば、もっと強化されている筈だ。実際、人や深海棲艦でそれは証明されている。つまり」

( T)「形を模しただけの『ガワ』だった。明かしてみれば何でもない、しょうもないタネだ」


三浦はさも楽しそうにクツクツと笑う。気の合う友人とカードゲームに興じているかのように


( T)「それがわかったのは、実弾ではなく『禍魂』を飛ばしていたのを見てだ。最初こそ上手い使い方だと思ったが、よくよく考えりゃ『効率が悪い』」

( ゚д゚ )「ほう?」

( T)「これも戦って知ったことだが、禍魂には修復力がある。一旦沈めて、海の底で実体のある禍憑艦として作り直せば、俺らや御華見衆も手を出しづらかったろうよ」

( T)「そうしなかったのは、戦力を救援に回し分散させる為。これはお前の作戦の内だろう。そして、『そもそも沈めるほどの破壊力は出せなかった』から」


禍憑を殺せる艦娘の実弾を防ぐ装甲が無い。つまり、敵艦の装甲を撃ち抜ける砲も実弾も無い
ブラフとリスク分散の為に作られただけの『ガワ』。だからこそ俺は、菊さんの『煩わしい』と言った評価をやんわりと否定したのだ


( T)「そうじゃなきゃ、わざわざ『拿捕』なんて面倒な手段取るかよ。ぶっ殺した方がよっぽど楽だからな」

( ゚д゚ )「フ、ハハッ!!いやはや、やはり貴様は楽しい男だ!!別世界から来たとは思えないほど禍魂に対して『理解』がある!!」

( T)「嬉しくねえ誉め言葉をどうも」


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