一ノ瀬志希「失踪しちゃおうか」
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27: ◆WO7BVrJPw2[saga]
2019/03/10(日) 10:54:45.18 ID:aVFgvfGp0

P「……ああそうだ、予約があるわけじゃないから、確実に部屋が取れるかわからないな」

志希「そしたら車中泊に切り替えたらいいんじゃない。平日の夕方に部屋が埋まっているのかな」

P「明日休日だから……いや、うん、多分空いてるな」

志希「さてさてどうする?」

P「……二部屋」

志希「そんなのお金の無駄じゃない? 確かあれってさ、一部屋料金なんでしょ」

P「なんでそんなことは知ってるんだよ……あっ、そもそも料金そんな高くないことも知ってたな」

志希「にゃはは。バレた〜」

P「どういうつもりだよ。俺だって男だぞ」

志希「さっき、あたしはいいって言ったよ?」

P「……」

志希「っていうか、何でウソつかなかったの?」

P「は?」

志希「18歳じゃ泊まれない、高速道路の近くまで戻るのも辛い、身分証明書がいる。なんか誤魔化しようあったと思うにゃー」

P「お前……」

志希「もちろん、あたしが知らないところなんてキミが分かるはずもないんだけど♪」

志希「選択肢に上がっていた時点で、それが可能だと認めちゃっていたんだよ」

P「……志希をホテルに押しこんで、俺は車で寝るって手段がある」

志希「まあ、それも元からダメなんだけどね。キミにはあたしから離れちゃいけないワケがある」

P「ワケ?」

志希「キミは、あたしの失踪のお目付け役で来たんだよ? だから目を離しちゃダメー」

P「泊まるときは別だ」

志希「いいのかな、そんなこと言っちゃって。起きたら部屋はもぬけのカラ、なんてあるかも」

P「……志希、どこからこの状況を想定していた」

志希「さてねぇ。いま必死に頭をフル回転させているかもしれないよ?」

P「……はぁ……負けたよ。もう考えるのも面倒だ」

志希「おやおや。もうちょっと抵抗を期待したんだけどな」

P「こっちが乱暴な手段をとらない限り、お前には勝てないだろ。抵抗するだけ無駄だ」

志希「残念、もうちょっと駆け引きできると思ったのに」

P「奏に毒されてないか」

志希「あたしあんなに可愛くないよ」

P「どっちもどっちだと思うけどな……」




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