14: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2019/03/10(日) 00:30:27.30 ID:mXNAEsvV0
「でも、そんなこと、言われたって……」
千早が自分の腕を抱く。
吐き出す声が怯えていた。
彼女は顔を伏せたままで、恥じるように肩を震わせて言った。
「やり方だって、分からないのに」
……それは助けを求める声だった。
それでも幸いだったのは、僕らが問題の解決方法を知っていたって事だ。
「プロデューサーさん」と春香が僕の方を向いた。
お節介焼きの眼差しだった。
だから僕の方はと言えば、彼女に頷き返すだけで良かったのだ。
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