8: ◆xYQO9QFt9s[saga sage]
2019/03/09(土) 03:37:38.94 ID:FnJRNZ1i0
P「……甘奈、本当に思っていることがあるなら、言っていいんだぞ」
甘奈「えっ……何もないよ!」
――嘘。
9: ◆xYQO9QFt9s[saga sage]
2019/03/09(土) 03:39:20.10 ID:FnJRNZ1i0
――「ふたりの関係は変わっていく」
――でも
――「甘奈も輝き始めている」
10: ◆xYQO9QFt9s[saga sage]
2019/03/09(土) 03:39:56.47 ID:FnJRNZ1i0
私、大崎甘奈は、かつて読書が趣味のおとなしい女の子だった
人間の嗜好というものは、本質的に変わらないものらしく
「甘奈」となった今も、時折哲学などに触れてみたりする
11: ◆xYQO9QFt9s[saga sage]
2019/03/09(土) 03:40:52.60 ID:FnJRNZ1i0
――もしも、私が思いを伝えれば
――いつか、私の思いが届いたならば
――やがて、今とは違う関係になり
12: ◆xYQO9QFt9s[saga sage]
2019/03/09(土) 03:41:24.42 ID:FnJRNZ1i0
私、大崎甘奈と、姉、大崎甜花は、
あの日を境に陰と陽が入れ替わり
私はその状態にある種の心地よさを感じていた
13: ◆xYQO9QFt9s[saga sage]
2019/03/09(土) 03:42:35.07 ID:FnJRNZ1i0
千雪「――昨日は、現場から帰るときに突然雨が降り出しちゃって……」
千雪「プロデューサーさんと、観覧車で雨宿りすることになったの――」
――私は、千雪さんと同じ思いを抱いている
14: ◆xYQO9QFt9s[saga sage]
2019/03/09(土) 03:43:19.74 ID:FnJRNZ1i0
私、大崎甘奈は
今しかできないことを精一杯したくて
楽しいから、「甘奈」を始めた
15: ◆xYQO9QFt9s[saga sage]
2019/03/09(土) 03:44:10.29 ID:FnJRNZ1i0
私が、私の思いに気づいてから
甘奈は、アイドルとして大きく成長した
これまででは考えられなかったお仕事も
16: ◆xYQO9QFt9s[saga sage]
2019/03/09(土) 03:44:54.00 ID:FnJRNZ1i0
甘奈は、千雪さんと同じ思いを持っている
――だから、千雪さんは甘奈のライバルにあたる
甘奈は、甜花ちゃんよりも優秀でありたいと思っている
17: ◆xYQO9QFt9s[saga sage]
2019/03/09(土) 03:45:27.99 ID:FnJRNZ1i0
私、大崎甘奈は――
担当Pに恋をしている
今、甘奈が戦い続けるのは
18: ◆xYQO9QFt9s[saga sage]
2019/03/09(土) 03:53:59.59 ID:FnJRNZ1i0
〜〜 Fin 〜〜
初SSでつたない内容ですが
最後までお付き合いいただきありがとうございました
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