24:てーとく[saga]
2019/03/07(木) 14:47:34.37 ID:x1DvRfGWO
大和「──!」
提督「さっきお前が話した、暗い過去から脱け出せない弱いあいつらが悪いという話だが、確かにお前の言う通りだとは思う。だが、一番の原因はあいつらの周辺に希望をもてるきっかけがないことだと、俺は思う」
大和「……」
25:てーとく[saga]
2019/03/07(木) 14:48:51.16 ID:x1DvRfGWO
提督「そうだ。俺の夢だ。だからこれからもよろしく頼む。こんな懲りないバカ野郎だがな」
大和「……そんなバカ野郎だなんて」
26:てーとく[saga]
2019/03/07(木) 14:49:54.51 ID:x1DvRfGWO
提督「そうか。……まあ、とはいっても現状が危険なままなのは変わりないな」
大和「そうですね。ですからこれからは交代制で提督の護衛に付くことにしました」グスッ
27:てーとく[saga]
2019/03/07(木) 14:50:53.14 ID:x1DvRfGWO
提督「そうなのか……俺としても、今まではお前らも側に付かせようとはしなかったが今回のことを考えると付けざるを得ない状況だと思うが、……迷惑じゃないか?」
大和「ですから提督は自己評価が低過ぎます! これは個人的な理由を外したとしても提督をお守りするという艦娘としては当たり前の対応ですからね? 私達に迷惑だとか迷惑じゃないとかそういう次元の話では無いんですよ!?」
提督「……そうか。すまん」
28:てーとく[saga ]
2019/03/07(木) 14:51:50.39 ID:x1DvRfGWO
提督「……いや。流石にもう無理だと思ってる。不必要に親しみを持って接していくことはもうしない。実際、生きる希望は自分で見つけるものだし、無理に俺がお前みたくあいつらの精神的な支柱にならなくても良いと思う。突き落とされる少し前の鎮守府は俺が居ないところでは、頼み込んで支給した娯楽品を楽しんで居たようだったし、料理も美味そうに食べていたようだ。だから皆の心で徐々に鎮守府に帰ってくる理由も出来ていると思っている」
大和「ではどうするおつもりで?」
提督「それはもう決まってるだろう──」
29:てーとく[saga ]
2019/03/07(木) 14:53:07.12 ID:x1DvRfGWO
30:てーとく[saga]
2019/03/07(木) 14:54:07.24 ID:x1DvRfGWO
金剛「棚には何も置いてないネ……」
金剛(だとしたら机かもしれないネ)
金剛「この大きな引き出しに……あ、あったネ。──?」
31:てーとく[saga ]
2019/03/07(木) 14:55:03.22 ID:x1DvRfGWO
金剛「──」
32:てーとく[saga]
2019/03/07(木) 14:55:42.99 ID:x1DvRfGWO
皆に今日の活動は休みだということを知らせると、皿やコップなどが投げつけられた。どうやら皆は働きすぎると手当てを出費しなければならないので、態と手当てを減らすために短い間隔で休日を強要していると思っているらしい。
短い間隔で休日を設けてるのは皆の体の疲弊を癒してもらうためと英気を養ってもらうためという意図があるのだが、皆は必要ないのだろうか。特に潜水艦達の疲弊は相当だと思うのだが。
それは置いておこう。
33:てーとく[saga]
2019/03/07(木) 14:57:02.87 ID:x1DvRfGWO
そういえば金剛姉妹は紅茶好きとか大和に話されたことがあった。それもお茶会を開いて和気藹々としているのだそうだ。艦娘達との関係を進ませる為にも、これを利用する……というのは言い方が悪いが、良好な上下関係を成立させる為にも、この話を聞き流すことは出来ない。そう考えて、俺は先ず早々に執務を終わらせて金剛姉妹と仲良くなるために紅茶カップを買いに出掛けた。
が、しかし。高級な紅茶カップを買ったら財布が随分と寂しくなってしまった。そういえば艦娘達の給料に俺の給料の三割くらい当ててた気がする。所得税もなんやかんやあるので、これは結構痛手だったが、金剛姉妹と仲良くなれるのなら問題ない出費だと思う。
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